青山学院大学フィットネスセンター
-運動習慣を身につけるきっかけとなったInBody Challenge-

機種モデル:InBody770

(以下、センター)は、大学生のうちに運動習慣をつけ、生活習慣病予防に関して正しい知識を身に付けてほしいという想いから青山キャンパス・相模原キャンパスの2か所に設立されました。センターには6名の専門職員が在籍し、日頃の運動アドバイスはもちろん、常駐している管理栄養士による栄養指導も受けることができ、利用者の健康増進を運動・栄養の両面から支えています。

また、運動の楽しさを伝えるイベントを定期的に開催し、部活動生に限らず一般学生や教職員の方も気軽に利用できる環境を整えています。公式Instagramでは、簡単なトレーニング方法や管理栄養士考案のレシピなどの健康に関するコラムを積極的に発信し、大学全体の健康意識向上・健康増進に貢献しています。

▲ 渡辺 利信さん

渡辺 利信さんは、青山学院大学フィットネスセンターに勤めて8年目のスポーツトレーナーです。帝京平成大学現代ライフ学部在学中に取得したアスレチックトレーナーの資格を活かし、専門的な知識や技術でセンターの利用者をサポートしています。

渡辺さん:
「学生時代は野球部に所属していました。大学在学中に、様々な競技にトレーナーとして触れる機会があり、アスリートをサポートしたいという人生プランを立てるようになりました。アスレチックトレーナーの資格を取得するにあたって得た知識や技術は、アスリートに限らず一般の方に対しても幅広く活かせると考えています。」


運動習慣と知識を身につけるフィットネスセンター

現在、センターの利用登録者数は、相模原キャンパスで約1,200名、青山キャンパスでは約2,500名に上ります。体づくりや、運動習慣を身につけることを目的とした利用者が多く、青山キャンパスでは230名、相模原キャンパスでは170名がセンターで汗を流しています。

渡辺さん:
「フィットネスセンターやトレーニングルームというと、元から運動習慣のある学生が訪れるイメージですが、当施設の利用者の多くはこれまで運動歴がほとんどなかった学生です。運動習慣や運動歴がなかった学生が、自身の健康や体型を不安に思ったり、運動に興味を示すようになったりしたことで、当センターを利用しています。私たちは、そういった方々が利用しやすい雰囲気や環境を整えるよう心掛けています。」

センターには、ランニングマシンやウェイトマシンなど、初心者から経験者まで幅広く活用できる設備が整えられ、インストラクターによるヨガやボクササイズなどのグループレッスンも受けることができます。しかしセンターは、単に運動をする場所で終わらせず、健康に関する正しい知識を学び、身に付ける場となることを目標としており、生活習慣病や健康知識に関する啓発活動として様々なイベントを定期的に行っています。

渡辺さん:
「生活習慣・運動・健康の3つのジャンルに分けた問題を用意し、『クイズキャンペーン』 と称して利用者に解答してもらうイベントを実施しました。クイズに正解すると得点がつき、その点数に応じて高得点者にはセンターオリジナルTシャツをプレゼントする企画でしたが、Tシャツ欲しさに参加する利用者も多く見受けられました。」

渡辺さん:
「元々持っている知識を試すというよりは、このクイズをきっかけに知識を深めてもらうことを一番の狙いとしています。そこで、館内に設置された解答スペースに資料を置き、中身に目を通せば答えのヒントが得られる仕掛けにしています。解答のヒントを得るために資料を読めば自然と知識も身に付くので、クイズキャンペーンを通して正しい知識を学び取ってもらえます。」


モチベーションに直結するInBody

▲ ご利用者様の測定風景

青山キャンパスのセンターには、2020年3月にInBody770が導入されました。当時は新型コロナウイルスが世界的に流行し始めたばかりで、大学も休講が相次ぎセンターの利用者も減少していました。また、さらなる感染拡大に伴う自粛生活の中で運動する機会を失われて運動不足に陥った学生も多くいました。そこで、利用者数の回復や運動再開のきっかけ作りの一環としてInBodyを本格的に活用し始めました。

毎月1日から約2週間程度をInBody週間とし、期間内はInBodyをフロント周辺に設置することで、自由に測定が行えるようにしています。印刷した結果用紙は、個人ファイルに収納してスタッフが管理しており、必要に応じていつでも過去の測定値を確認できるようにしています。

運動歴やトレーニング経験がない利用者がほとんどであるため、初回は基本的な運動の始め方から案内します。利用者には最初にInBody測定を行ってもらい、自身の体成分を知ってもらうことからスタートします。初回から8回目までの運動を記録し、運動習慣をつけるために役立つトレーニングカードも一緒に渡し、運動と併せてInBodyの測定も継続的に行う必要性を伝えるようにしています。

▲ トレーニングカード

渡辺さん:
「結果用紙の中でも、筋肉・脂肪という項目の3本グラフを基にしてアドバイスしています。3本のグラフのうち筋肉量が最も長い、一番理想的な形であるD型に近付けるよう指導していますが、カウンセリングを希望する利用者の多くは筋肉量のグラフが最も短いC型に該当します。この場合は、体脂肪量を減らすことと同時に、筋肉量を増やすことも意識してトレーニングするように促します。しかし、特に女性の利用者では体重・筋肉量・体脂肪量が全て『低』という評価に該当している場合が多く見られます。この場合は、体脂肪量を減らす必要は特にないので、筋肉量を増やして『標準』の評価になるようにアドバイスしています。」

InBodyの測定結果は、個人だけではなくコミュニティ全体の健康意識やモチベーションの底上げにも役立っています。

渡辺さん:
「相模原キャンパスにある理工学部に在籍している大学院生は、研究室のメンバー同士でInBodyの測定結果を競い合っていると聞きました。特にInBody点数などは競うポイントとしては分かりやすく、仲間同士で張り合いながらトレーニングにも取り組んでもらえています。本来の使用方法とは異なりますが、結果的にモチベーションアップに繋がっている面白い例だと思います。自分の中で前回よりも良い結果を出したいという視点で頑張ることはもちろんですが、個人だけでなくコミュニティ全体のモチベーションアップのきっかけにもなるのか、と新たな発見でした。」


InBody Challengeの開催

青山学院大学フィットネスセンターは、イベントの一環としてInBody Challengeを定期的に実施している施設です。インボディ・ジャパンの公式Instagramでの案内を参考に、InBodyの新たな活用方法として2021年6月~9月に第1回InBody Challengeを開催しました。その結果、参加者からは「Challengeがきっかけでトレーニングを始め、継続のモチベーションに繋がった」という声が多く、2022年5月~7月で第2回を開催しました。

渡辺さん:
「コロナ禍で運動習慣が失われ、運動不足に陥った利用者たちの運動再開のきっかけとなるようなイベントを企画していた時に、普段から多くの利用者が活用しているInBodyを用いたイベントを行うのはどうかと思い立ち、第1回InBody Challengeを開催しました。」

表彰部門は5つ用意し、初回測定から最終測定までの間の変化やスコアを競いました。

渡辺さん:
「第2回の結果を見てみると、体脂肪率部門の1位の男性は3か月で8.8%も減少させることに成功しています。」

渡辺さん:
「InBody Challengeをきっかけにトレーニングを始める利用者はもちろん、なかなか続かなかったトレーニングを継続する後押しになったという利用者も見られ、第1回・第2回ともに、開催後にとったアンケートでは、参加者の100%が次回も参加したいと回答していました。実際に、継続して2回とも参加している利用者もいます。また、私たちスタッフにとっても、利用者と密にコミュニケーションを取れる良いきっかけになりました。」

渡辺さん:
「年度初めである前期には、新しいことに挑戦したいという気持ちが強くなることもあり、利用率が高い傾向があります。一方で、講義やサークルなどで忙しくなったり、それぞれのコミュニティが確立してくる後期には利用率が下がってしまいます。そこで、後期にも継続してフィットネスセンターを利用してもらうため、10月くらいにInBody Challengeの開催を予定しています。今後も定期的に開催していくにあたり、どのような利用者が参加しているのかなどの分析に力を入れて、参加率を上げるとともに、より有意義なイベントにしていきたいと思っています。」


運動の楽しさを広く発信するフィットネスセンターを目指して

青山学院大学フィットネスセンターでは、InBody Challenge以外にも様々な企画を用意しており、大学内の健康意識の向上や健康増進に、今後も貢献していきます。

渡辺さん:
「一時中断していましたが、ランニングクラブを再開する予定です。学部や学年関係なく、教職員も交えたランニングに興味がある利用者が集まり、週に1回のランニング教室を通して11月の横須賀シーサイドマラソンや、春のフルマラソンを目標として取り組む課外教育プログラムです。また、ボディメイクプログラムと題し、管理栄養士による運動・栄養指導を行う8週間ほどのプログラムも計画しています。今後も、利用者の方々が運動をする意味を見出すこと、運動・健康に関心を向けてもらうことを活動の軸として、色々な視点からアプローチしていきたいと思います。」